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(37)災害

 梅雨つゆ末期ともなれば、豪雨や長雨ながあめによる災害が全国各地に広がる。もちろん天災だが、それだけとも言えないふしがなくもない。なくもない・・とは早い話、あるということに他ならない。^^ いや、失礼! 笑い話ではない。災害に合われた方々に対し、お見舞を申し上げ、深く哀悼あいとうの意を示さねばならない。 m(_ _)m

 天災ならば、どうしようとけられないが、人災の場合、その原因を取りのぞけば、それで助かる場合が多い。たとえば、山崩れによる土砂災害だが、警戒警報を出したからといって人々が助かるとは限らない。飽くまでも注意を喚起かんきするだけのことなのである。根本的な問題は、そんな危険な場所へ家が建てられるのかい? という素朴そぼくな疑問が起こる建築基準法の問題だろう。建築許可がお上から許されるから、そんな危険な地へ新しい造成地を業者が広げて家が立ち並ぶ訳である。国が犯人? これは言い過ぎだろうが…。^^

 とある地に、古くから建っているポンコツの家がある。その少し先には団地の真新しい家々が建ち並んでいる。その両方に住む仲がいい住人二人が話し合っている。

「ひどい長雨でしたな」

「はい、ひどい雨でした。うちの家、建ったばかりで傾きました」

「そうそう、お宅はそこの新しい団地でしたな」

「はい! やっとローンで買えたんですが、さっぱりです。で、お宅は?」

「うちの家はポンコツですが、建物自体はまだまだ100年以上はいけそうでしてな。災害にはビクともしません、ははは…」

「そんなに?」

「はいっ! ボロですがな、丈夫で長持ち・・が取りですわ、ははは…」

「…」

 災害で家が助かる場合、新しい古いは関係なさそうだ。^^


                  完


 ※ 災害をユーモアにしておりますが、災害は決して笑いごとではありません。被災された方々に対しまして、深く哀悼の意を表すとともにお見舞いを申し上げる次第でございます。

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