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(24)自然体

 何事も自然体で臨むと、いい結果が出て助かる。そこにどんな仕組みがあるのか? ということを、欠伸あくびをしながら考えてみるのも面白いだろう。もちろん、どうでもいいようなことだから、お菓子をかじりながら緑茶、紅茶あるいはコーヒーをすすってもらっても構わない。^^

 自然体は本来持ち合わせた人間に潜在する穏やかな意識を呼び覚まし、人を落ち着かせるオゾンのようなオーラを発散する。その姿は見えないから私達は気づかないのだが、神社や仏閣に植えられた多くの樹木に囲まれているうちに皆さんの心がなごんでくることはないだろうか。こうだっ! と言い表せないない漠然とした効果ながら、あることはあるのだ。何も自然体は自然に限ったことではなく、ありのままの自分という心境でコトにあたった場合にも言え、思った以上に成功したり成就する確率が高まるのである。いえ、思った以上に成功したり成就する確率が高まるのである。

 一人の老人が周囲を気にせず、カランコロン・・と下駄の音を響かせながら[怪談ではない^^]ステテコに半袖はんそでの下着姿で歩いている。かばんを肩からたすきがけしている姿も、どこか周囲の人の動きに馴染なじまず違和感がある。だが、本人は至って落ち着いていて、悪びれる様子もなく自然体だ。そこへ、自転車で巡回する交番の巡査が通り合わせ、その姿に気づいた。

「もしっ! そこのお方っ!!」

「…? 私ですかな?」

「そうですっ! おたくです」

「なにかようか、九日ここのか十日とおか?」

 巡査は古いギャグだな…とは思ったが、そうとも言えず思うに留めた。

「そんな格好で歩かれて、どうかされたんですか?」

 巡査はからめ手から攻めようと思った。正面突破は相手ディフェンスが強く、とてもゴールを揺らすことは出来ない…と考えたのである。いわゆるサッカーで言うところのサイド攻撃だ。^^

「なにか不都合ですかな?」

「いや、別に不都合という訳ではないんですが…」

「わたしはこの格好が、ごく自然体で気にいっとるのです。だいいち、楽です。それに汗もかきませんから助かるんですわ…」

「はあ、そうですか。ははは…それはそれは」

 巡査は目に見えない強烈な相手ディフェンスに阻止そしされ、撤退てったい余儀よぎなくされた。

 この一例のように、自然体が一番、助かるのだ。^^


                  完

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