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(19)辛辣(しんらつ)

 少し小難こむずかしい辛辣しんらつという言葉がある。からくて手厳てきびしい・・という意味だ。最近の国政を観るにつけ、国民に対する政府の対応は、どうも辛辣に思えてならない。たとえば、貴重な企業の労働力である国民[労働者]を軽視する労働者派遣法もその一つだ。人件を使い捨て感覚にした法律では国力の回復や進展は望めないだろう。50年ばかり前は、労使関係は悪かったものの、最低限の雇用安定は終身雇用制で確保されていた。その点、今の時代は、黄門さまのようにおかみにもの申せ、強制力をお持ちのお方がおられなければ助かる者も助からない辛辣な時代なのである。^^

 二人の年金生活者がシトシトと降りしきる梅雨空を見ながらひまそうに語り合っている。

「40年支払って3割も減らされたよ。28年しか懸けてない計算だっ! 加えて機械の入力漏れとかで、さらにだっ!」

「ああ、年金か…。アソコは辛辣だよ。民間機構になる以前から何かとトラブルがあったからなぁ~。まるで時代劇の悪代官だっ!」

「だなっ! 『フフフ…そちもワルよのう!』などと言いながら政治資金をガッポガッポか…」

「そうそう! 時代劇なら、ここでらしめる主役の登場で助かるんだか…」

「今の時代、その主役がいないっ!」

「下々(しもじも)は泣くしかない訳か…」

「ああ。辛辣な時代だ…」

 辛辣な社会をバッタバッタと斬り倒し、国民が助かるヒーローの登場が待たれる訳である。^^ 


                  完

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