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最弱勇者は最強魔王  作者: 村正/正宗
第一章 勇者になる
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第4話 今は勇者!

こんにちは!こんばんは!村正です!(* ̄∇ ̄)ノ今回も短いですが宜しくお願い致します!

最弱勇者は最強魔王4


水溜まりを覗きこみ、写る自分の顔を見てみれば、そこに写るは前世の俺の顔であった。嫌なこと思い出させやがる..


「ね、変わっているでしょう?」

「ええ....何故でしょうねぇ」

「おかしいわね、誰であろうとその人の魂に刻まれた姿に成るはずだから容姿は変わらない筈なのに....」


ああ、なるほど。


「それより女神様?は何故に背が縮んで...」

「下界では力が無くなるのよ、でもおかしいわね。ここまで力が失われる筈がないのだけれど....それより、魔王だった貴方に女神様何て呼ばれたく無いんですけど。」


呼び方何て何でも良いじゃん、と思いながらも呼び方を変えろと言われたならばしょうがない。


「アウトレア」

「名前で呼ぶな!!あと呼び捨てにするな!」

「じゃぁ何て呼べばいいのよ.....」

「知らないわよそんなこと!自分で考えなさい!!」


理不尽だぁ~



新しい体の力を確認しておきますか。



────────────────────────

名前:ユウヤ・サトミチ 性:男

クラス:剣士 称号:勇者

レベル:1 経験値:0/50


体 力:5/5

魔 力:8/8

攻撃力:7

防御力:3

生命力:4

素早さ:5

精神力:6

幸 運:4


スキル

鑑定 Lv10/10

剣術Lv1/10



所持・装備品:市民の服セット・普通の革靴

アイテムボックス 容量1/20:聖剣(Nameless Sword )


取得称号:騙す者・勇者(卵)・奪われし者・無礼者


────────────────────────


おぉ、....弱い。

てか称号てにはいるの早いし、何か、不吉なのもあるし。


「アウトレア。」

「だから名前で呼ばないで!」

「他の勇者がレベル1の状態のとき、ステータスってどれくらいなの?」

「ス、スルー....もういいわ。そうね、大体全て平均で100くらいかしら。」


え?


「......因みに、この世界の庶民らは...」

「偏りはあるけど、レベル1の状態なら平均で全て20くらいはあるわね。」


.........What?

え、なに。庶民にも負けてるの?


「それを聞くってことはステータス見たんでしょ?どうだったの...って、え?どうしたの?何でそんな顔してるのよ。」


そりゃあねぇ、そこまで弱くなるなんて聞いてなかったしね。


「軒並10以下だったよ....」

「弱っ!!何でそんなにも弱いのよ...って、これは。」

「?」


どうしたんだろ?


急に黙りこみ何か思案し始めた。

大丈夫だろうか、興に乗った勢いでこの世界に来てしまったが。


「アウトレア?」

「............」

「アウトレア~!」

「............」



木魚の四回、(りん)一回の規則正しく鳴る音が聞こえた。



全然気づかないので体を揺らしてみる。


「アウトレア~?」

「...はっ!!スミマセン少し考えていましたって何であんたなんかに謝らなきゃいけないのよ!」


理不尽すぎる。


「へいへい、で?何か、分かったの?」

「え、えぇ。」

「何が分かったの?」

「先ず貴方が弱い理由なのですが、やはり魔王だからでした。」

「ほうほう」

「魔王は少しではあるのですが邪神の加護を受けています。それが勇者。つまり私達神の加護を受けたこの体と拒絶反応を起こし──」

「ねぇ、アウトレア」

「な、なんでしょうか。」

「.....いや、何でもない。」

「そ、そうですか。」


アウトレアは少しホッとした顔をする。

まぁ、何で力がこんなにも落とされているのか大体理解はしている。これでも俺の体だ。


「いつまでもここに居るわけにはいかないな。移動しようか。」

「は、はい....って!私は貴方と行動はしたくありません!」

「でもさぁ、悪いんだけど鑑定でステータス確認した限りじゃあんたもレベル1よ?」

「そ、そうですが!」

「先ずアウトレアのいたあの部屋に戻れる?」

「む、無理です。」

「それにさぁ、ここが何処だかわかる?」

「私は、召喚など転移の担当でしたので詳しくわ..」

「ここが何処かもわからないのに一人で歩いてて大丈夫?二人でもキツいかもなのにさ」

「そ、それは....そうですが..ですが..ですがぁ~...うっうっ」


みるみる内に顔を赤くしていき目に涙を浮かべている。

ヤバイ。


「いや泣くことでも無いだろ!!しかも俺今勇者よ!?魔王じゃないじゃん!」

「一度でも魔王だった人は信用出来ません!それに泣いてなんかいません!!」


さいですか、はぁ、どうすりゃいいんだ...


「わかった。街、もしくは村が見つかるまでは行動を一緒にして見つかればそこで別れよう。」

「言われなくてもそうするわよ!」


それなら一緒に行きたくないなどと言わないでください。

そしてそんなに睨まないで下さい。


「それでは行きましょうか、何処かに向かってまったりと」

「まったりなんてしないわよ!急いで町か村に行ってあんたなんかと別れるんだから!」


女神は少し五月蝿いのだと学習した。


「あ、そうだ、装備装備と」


アイテムボックスから聖剣を選択する。


「おぉ、」


左腰のところに虹色の粒子が集まり一秒と満たずにその姿が現れる。


柄頭(ポンメル)はやはり聖剣と言うに相応しく黄金で、然れど自己主張しないほどの装飾が施され、握り(グリップ)は握りやすく太くも細くも長すぎず短過ぎない程度の長さで、何かの皮で巻かれている。柔らかくもなく堅くもないな。そして頑丈だ。

(ガード)も黄金でまるで鎖でが巻き付いているような装飾が施されている。


「ぉお、ザ、聖剣って感じだな」


鞘も黄金なのだがこれにも鎖が巻き付いている装飾が施されていた。

何、縛るの大好きなの?

鞘から剣を抜く。


剣身は鋼色で、何も装飾されていない。



俺には分かるこの剣からはとてつもない力を───


「なによそれ、本当に聖剣?だっさいし弱そうね」


うん、知ってる。悲しくなるね。


鑑定で見てみるか


──────────────

名 前:(Nameless Sword )

種 類:聖剣

攻撃力:180

効 果:切れる

説 明:見た目は豪華だが剣身は至って普通。普通の剣よりもよく切れるが只それだけ。

──────────────


うん、知ってた。


ちょっと悲しい気持ちになりながらも二人で俺達は高野をのんびりと歩き始めた。




「ちゃっちゃと歩いて!」

「すいません」


先が思いやられる。はぁ~


最後まで読んで頂き有り難う御座います!

いやぁ、やっぱり見るのとやるのでは違いますねw当たり前ですが。少しでも楽しいと思ってもらえる作品にしますのでどうかこれからもお付き合い頂けますようお願い申し上げます。

*第2話最後の方を付け足し改稿致しました*

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