第1話 あるべくして巡り会う
こんにちは!こんばんは!村正です!(* ̄∇ ̄)ノ
3章入ります!早いかな?wこの章は分かりませんがこれからどんどん内容を濃くして行こうと思っています!
今回は短めですが宜しくお願い致します!
俺と女神は王都、アナドゥフォレス王国に向け歩いていた。
歩いては居たのだが....
「おい、女神....」
「な、何よ...」
「まさか、迷ったなんて...」
「そんなわけ無いでしょっ!!」
女神は俺の問いに矢継ぎ早に答えるがその表情は余裕のある顔ではなく、今や涙目になっている。
そう、もしかすると。もしかしなくとも俺達はこのグラン森林に迷ったかもしれないのだ。
事の発端は俺が地図を見て歩いていると「貴方は魔王です!あまり信用出来ません!」と言い始め、持っていた地図を渡すと女神が先頭にたち歩き始めたのが始まりだ。
そもそもこのマップは大雑把で距離など正確じゃないから分かりづらいのはあるだろう。
しばらくすると、俺が地図を見たときとは検討違いの方向に進み始め、何度か同じところをグルグルした後またしても違う方向へと進み始めるのだ。
地図に記された三ヶ所あるうちの一ヶ所目のポイントにすらいまだにたどり着けていない。
ここまでで既に半日たっている。
「なぁ、本当にこの道合ってるのか?」
「わ、私は女神です!魔王に遅れなどとるはず...」
「んじゃ、後数分にはポイントに着くんだな?」
「あ、当たり前です!」
ここまででどれだけ掛かってると思ってるのか。
「んじゃぁ、見つからなかったらその後に出てくる敵、全部相手してくれよ?」
「なぁっ!?」
俺がそう言うとまるで人でなしを見るかのような顔でこちらを見てくる。
いや、俺魔王なんだよね?元であれ。自分で言ってたでしょうに。
「さぁ、後数分だよ~」
「うぅぅ。」
女神は涙目で歩いていく。
あれ?おかしいな?何だか危ない絵に見えるのは俺だけか?
*―*―*―*―*
それから数分が経ち、いよいよ無理だなと思ったそのころ、まさかの事が起こった。
「ま、魔王。」
「おう、見つけたか?」
女神が止まったので草むらを掻き分け女神の方向へと進むと。
「あ、」
「あ、」
何で此処に居るんだ?
「シーナ?」
「ユウヤさん」
そこには石に腰かけ戸惑いながらこちらを見るシーナの姿があった。
そのあと話を聞くとどうやらシーナも王国に向かっているらしく(なんでも、両親と共に見るはずだった王国を見たいからだそうだ)、少しここで休んで居たということだ。
似た性質の者は然るべくして同じ場所へと導かれたのかもしれない...ッグハっ!!
「今、失礼なこと考えたでしょう。見なさい、私の案内は正しかったのよ!」
普通に間違ってるよ!
「そ、そうですよね!良かったぁ、道間違えたのかと思っていました!」
うん、その感覚は正解だ!でもそのあとは間違いだ!
「ほら見なさい!間違ってなどいなかったでしょう?」
「そうか?ちょっと見せてみろ。」
「な、なんですか」
俺はマップを見て大体の位置を確認する。
「ここから見えるあの岩、崖にそこを流れる川の位置から考えると今居るのはどう見てもここら辺だな。」
「むっ、」
「あ、あははははぁ」
そこを見せると二人は辺りと地図を確認し、女神は頬を膨らませ、シーナは空笑いをする。
「はぁ、ったく。アウトレア」
「な、なんですか。」
「分かってるだろ?頼んだぞ?」
そう言うとアウトレアは顔を真っ青にしプルプル震え出す。
「あ、あの~、ユウヤさん?アウトレアさんに何と?」
「あぁ、ここの地図に書かれたポイントの一つに数分でたどり着けなかったら道中の魔物頼んだぞと。」
「バカっ!アホ!人でなし!ろくでなし!」
うわぁ~、本当に女神かよ...
「ユウヤさん...少女にそんなこと...」
お前までか!!
「ユウヤさん。」
「ん?どした。」
「私もアウトレアさんと一緒に戦っても良いでしょうか?」
「ん?あぁ、まぁ良いけど。」
シーナがそう言うと女神が女神をみたかのように目を輝かせる。
「シーナ、貴女を少し見くびっていたようです!このご恩はいつか!」
いや、少しじゃないよね?
そんなことで良いのか女神よ...
でもまぁ罰は罰だ
「シーナも戦って良いが、極力女神が倒すようにな、一体は確実に一人でやれ」
これは俺だけにやらせ文句ばかり言われたときの少しばかりの仕返しだ。
「ッチ」
幼女の姿でしかも女神が舌打ちは駄目だろう!
「あ、アウトレアさん。頑張りましょう!」
「ぐぅううう」
そうしてシーナと再び再開した俺達は王国に向け俺を先頭にして進み出す。
最後まで読んでいただき有り難う御座います!
いや、暑いですねぇ。皆様暑さにマジでお気をつけ下さい!w本当にw
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