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最弱勇者は最強魔王  作者: 村正/正宗
第二章 盗賊(+弱勇者)対山賊
12/23

第6話 旅立ち

こんにちは!こんばんは!村正です!(* ̄∇ ̄)ノ

遅くなりスミマセン!

*章で話数を変更致しました*

最弱勇者は最強魔王11


目が覚めると目の前には青空が広がっていた。

辺りからは泣き声等も聞こえてくる。

顔を横にずらし見てみると死体を運ぶ者の姿やそれにすがり付き泣く者の姿、生き残った敵が拘束され、それを見張る者の姿が見えた。


「気が付いたか。」


ふと、隣から声が聞こえたためそちらを向くとウルドさんが寝転がっていた。


「ウルドさん、生きてたんですね。」

「開口一番からそれか。まぁ見ての通り生き残った。」

「わざわざやられにいかなくても良かったでしょうに。御人好しですね。」

「さぁな、なんのことやら」


あの攻撃を外したのは恐らくわざとだろう。

例えわざとじゃなかったとしても攻撃を避けられたはずだ。それくらいの実力とステータスはある。

シーナの復讐に手を貸してくれたのだろう。


「ここはお前らみたいな奴等の集まりだと言ったな。」

「えぇ。」


それはつまり帰る村が無くなった村人らの集まりだということだろう。


「襲ってきた奴等はここら辺に居座る盗賊だ。戦闘経験もあるだろう。それと村人が戦えばどうなるかは、見ての通りだな。」

「まぁ、そうですね。」


周りの騒がしさは絶えず、憎しみ、悲しみの感情がこの場所に蔓延している。


「あれだけの腕があるんだ、何処から来た?なにかに仕えて居たのか?」

「....人の事をあれこれ聞くのはマナー違反では?」


こちらの世界ではどうかは分からないが。まぁ、マナーとしてあるのならば楽で良い。


「ああ、悪い。」


ウルドさんは少しばつの悪そうな顔をしてそう言った。


「傍に居たのは、妹か?」


ウルドさんが訪ねてくる。


「えぇ、まぁそんなもんです。」

「大切にしろよ、失えばもう戻って来ないんだからな。」


そう言ったウルドさんから断固とした意志と何処か悲観する思いが見てとれた。


返事をしようとすると横から声が掛かる。


「起きてたのですね、無茶しすぎです。」


アウトレアだ。


「ああ、助けてくれて有り難うな。」

「別に、そのままでもよかったのですが、運悪く(・・・)息をしてましたので。」


女神の毒舌は絶好調だな。


「俺だけじゃないよ、生きてた人にヒールしてきたんだろ?」

「貴方に言われる筋合いはないと思うのですが...」


そう言うとそっぽを向く。

恥ずかしいのか?初いやつめ


「ッチ」

「いでっ!!!」


横腹を蹴られる。傷がまだ完全に治っていない所だ。くぉおおお、痛い!


「ヒールくれ!」

「...フン」

「坊主....まぁ、頑張れや。」

「何を!?」


痛みに耐えることをか!?

ウルドさんは横で笑ってるし、女神はなんだか満足そうな顔でヒールせずにどっか行くし...

だけど結構な数が倒れていた筈だが、それをヒールするとは。ステータスに合わないのだがな。


そう思って痛みに耐えているとまたしても声が掛かる。この声は


「ユウヤさん、起きられたのですね。傷の方、まだ痛みますか?」


シーナだ。

多分泣いてたんだろう。泣き腫らした顔に安心感したような心配したような、それでいて何処か吹っ切れたような表情をのせていた。


「あ、あぁ。だ、大丈夫だ。多分。」

「本当に大丈夫ですか?」


とても心配そうな顔で見てくる。って近い近い!


「ああ、そ、それより。やれたんだな?」


何をなんて聞かない。分かりきった事だ。

それにその答えも顔を見れば分かるというものだ。


「はい、ウルドさんには改めて申し上げます。この度は私の我が儘を受けて頂き有り難う御座います。そしてそのせいで怪我を負わせてしまったこと誠に──」

「それは言わなくて良い。謝るのは筋違いだ。な、ウルドさん。」

「あぁ、謝られる為にやったんじゃない、自己満足のためだ。そこに嬢ちゃんの思いが混ざっただけで、謝られる覚えはないな。」


少し照れてるだろウルドさん。孫にありがとう!って言われた爺さんの顔になってるぞ。


「だとよ、嬢ちゃん。」

「か、からかわないでください!でも、有り難う御座います!」


そう言って深々と頭を下げる。


「そろそろ寝てばかり居られねぇな。」


そういってウルドさんが起き上がる。

俺も動こうかとしたが思いの外体力が奪われて居るのか怠く動き辛い。


「う、ウルドさん!駄目ですよ!まだ動いちゃ!ユウヤさんも!一番の重傷でしたんですから今は安静にしてください!」


そう言われるが、くそなんだこの糞爺、どれだけ体力あるんだよすいすい動きやがって!くそっ!今こっち見て嗤いやがった!負けねぇ、ぜってぇに負けねぇ!


水面下で醜い争いが勃発していた。

そして



(あぁ、やべ...)

(うぉっ、無念..)


二人揃って再び地面に伏っしたのだった。


そのあと、シーナにこっぴどく怒られ女神に罵倒されたのは言わずもがなだろう。



―――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――

―――――――――――――


二日後


「もう行くのか。」

「えぇ。」


俺と女神はこの村の門にいた。

ウルドさんやその回りに子供たち、村の人々が見送りに来てくれた。

シーナ、居ないなぁ。


あれから二日経ち、火葬や墓地作り等も一段落つき、そろそろ次の場所に移動しようとなったからだ。

遅くなったがその間に無くなっていたパンツを頂いた。


「良い戦力になると思ったんだがな。」

「いやいや、貧弱ですよ俺は。」

「謙遜しなくとも良いものを、まぁ、そう言うことにしとこうか。」


実際謙遜なんかしていないし、村人のなかでステータスを抜かせない者が多いくらいだ。


「村を救って頂き感謝する。」


そう言ったのはこの村に来たときにウルドさんと一緒に来た者だ。

今はウルドさんと二人で立っている。


「いえいえ、こちらこそ短い間でしたが有り難う御座いました。」

「有り難う。」


俺と女神が感謝の言葉を述べる。

女神が不機嫌で、そしてまた何故一緒に旅に出るのか。

それは後ででも良いだろう。


「また会いましょう。」

「うむ」


短い言葉だがそれだけで十分だった。

子供達はバイバイと言ってくれたり中には泣いてくれる子も居た。

少しくらい嬉しくなっても良いだろう。


「....犯罪者予備軍..」


駄目みたいです...そしていつもに増して言葉の刺が鋭い!


俺と女神は門を潜り外に出る。

戦場となったこの場には未だ地面に残る赤黒い場所が見受けられる。


「行こうか。」

「..........」


そう言うと俺達は再び森へと歩き出した。



ウルドさんからは地図を貰い、ここがアナドゥフォレス王国の近くにある森、つまり俺を召喚しようとした国の近くに俺達は飛ばされたようで、一応そこに向かってみようと言う話になりそこを次の目標としている。


女神が一緒に行動する理由はその王国の王城にある召喚陣で神界に戻れる可能性があるからだ。


「はぁ、戻れる可能性があるのは嬉しいのですが...面倒事は起こさないで下さいよ?」


久しく喋ったと思えば俺をトラブルメーカのように言いやがって。


「.....良い得て妙ですね、トラブルメーカ、あだ名にします?」

「やめてくれ、マジでそうなりそうだから。」


この女神はフラグというものを知らないのか!?



行き先不安になりながらも俺達はアナドゥフォレス王国に向けて旅立った。






──────────────

名前:ユウヤ・サトミチ 性:男

クラス:剣士 称号:勇者

レベル:24 経験値:904/1200


体 力:305/305

魔 力:300/300

攻撃力:150

防御力:106

生命力:98

素早さ:98

精神力:68

幸 運:60


スキル

鑑定 Lv10/10

剣術Lv7/10

体術Lv4/10

受身Lv6/10


所持・装備品:市民の服セット・普通の革靴

アイテムボックス 容量12/20:聖剣(Nameless Sword )・ノーマルボアーの耳・ワイドウルフの耳と毛皮・ノーマルディアの耳と毛皮


取得称号:騙す者・勇者(卵)・奪われし者・無礼者・虐めの大将・女泣かせ・女神泣かせ・ガードマン・下敷き・変態・お調子者・弱者・紙・師(仮)・学ばないバカ・ロリコン・犯罪者予備軍・トラブルメーカー


──────────────



──────────────

名前:アウトレア 性:女

クラス:ヒーラー 称号:神子

レベル:24 経験値:540/1200


体 力:985/985

魔 力:1290/1290

攻撃力:265

防御力:180

生命力:100

素早さ:98

精神力:24

幸 運:65


スキル

ヒールLv10/10

ハイヒールLv10/10

打撃Lv3/10

投擲Lv5/10



所持・装備品:市民の服セット(小)・普通の革靴(小)

アイテムボックス 容量?:?


取得称号:騙す者・短気・怖がり・泣き虫・エスパー・幼女・地獄耳(限定)・魔王嫌い・フラグ建築士


──────────────

最後まで読んでいただき有り難う御座います!

テンポ早いですかね?w

今日白鳥翼様にレビューを書いていただきまし!有り難う御座います_(_ _)_更にそのお陰もあってか今日のpvが700を突破しました!有り難う御座います!!驚きで震えてます!熱中症ではないですねw今年暑いですからね、皆様熱中症にならないようお気をつけ下さい!

それでは今回はここまでとさせていただきます!長くてスミマセンw

これからも頑張っていきますので応援のほど宜しくお願い致します!

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