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武装現実  作者: のぶ。
2/2

第1章 (1話) 『捜索』

※本編には、関係ありません。

※飛ばして頂いて大丈夫です。



更新が1ヶ月も空いてしまいすみませんでした。

もう少し早くできたらよかったのですが自分の悪い癖が出ました。。。。



改めて再度謝罪申し上げます。



周辺捜索を続け、「彼処を最後に終わりにしましょう」と荒廃の目立つ繁華街を見ながらシノが指示を出した。



繁華街の中はペスト因子により巨大化した木々の黒い葉によって殆ど陽を通さずアスファルトは風化が進み見る影もない。



日中だというのに所々が月明かり程度の明るさしかない繁華街を歩き、しばらくするとリアが何かに違和感を覚えて歩みを止めた。



そんなリアに対してメイが「リア?」と、小首を傾げるとリアは少し周りを見渡してから、自分の上にある黒く変色した木々の葉を見るとシノに顔を向けた。



「シノ、ここに入ってから、音が無くなった…。

ここ、生き物がいない。」



そう告げてリアはまた辺りを見渡し始めた。

シノはリアの言葉に驚きながら自らも確かめるように耳を澄ましてみると確かに、奇妙な静寂が辺りを覆っていた。



ウイルスが使用された時、鳥などの小動物の多くはそれが原因で起こる突然変異に体がついて行かず変異の途中で死んでしまうか、生き延びても飛ぶことは2度と出来ないような、異様な姿へと変わり果ててしまったという。

だが、それは小動物の全てがウイルスに感染したわけではなく生き延びた動物達ももちろんいる。

そのため木や建物が密集する地帯には必ず何かしらがいておかしくないはずである。

何故気づかなかったのかと頭をかかえる。



「メイ、リア、残弾の確認をしてください。」



「りょーかい。」


「了解。」



「それとリア、この辺りであなたのAWSMを使える場所はありそうですか?」



「……木が多すぎるから高所からの狙撃は多分無理。

でも、地上からの援護ならできる。」



「分かりました。」



動物の気配がない、それが何を意味するのかはまだ分からないがいくつか予想はつく。

そのなかで気をつけなければいけないのは繁華街が何らかのペストの居住地へと変わり果てていた場合だが……。

気をつけるに越したことはない。



ペストの生態として特色する箇所として挙げられるのはまず一つに外皮の硬さ、そして二つが生き物が持つ生存本能に常に忠実であると言う点である。

ペストは自己進化が可能であり、進化の過程で捕食した生物の特徴や習性が外見に出始める。



ここ旧名古屋地区は比較的ペストの数が少なくその個体も単因子のものが多い、だがそれ故に群れで行動する陸上動物や隠れて狩りをする昆虫種などが集まりやすい場所となっている。



様々な思考を巡らせながらも捜索を続けていると微かにだが鼻に来る刺激臭を感じて足が止まる。

これまでクラレットとして様々な任務に付いてきたがどうしても慣れることの出来ない生理的嫌悪を覚える臭い、野生動物特有の体臭と肉の腐敗臭。

どうやら嫌な予感が的中したらしい、体全体に半ば反射的に力が入る。

辺りを見渡すと木の幹に根元からおよそ1mほどの高さに鉤爪状の引っ掻き傷がいくつかある。

痕の高さから考えるとこの臭いの元凶はかなりの大きさをもっている事が分かる。



他のふたりも痕に気づいたのか周りを警戒する。



「ねぇ、シノ?

立ち入り禁止って雰囲気だけど、まだ先に進の??」



「ええ、進みます。」



思った以上に呆気なく返された言葉にメイは一瞬惚けて言葉に詰まってしまう。



「いや、シノさん?ホントに言ってる?これ絶対私達が近寄っていい場所じゃないよ??

場所はわかったんだし、帰ってから他の部隊の人呼んでもう1回来たらいいじゃん。」



そう言うメイの言葉も聞かずに銃のセーフティを外してシノは奥に進んでいってしまう。

それに続いてリアも歩き出してあとを着いていく。



「うえっ、リアも!?」



「私達のリーダーはシノだから。」



「っう……、それ言われたら何も言えない……。」



先に行ったシノとリアの後ろで大きく肩を落としているメイも、止まることのない2人を見て銃のセーフティを外し、小走りで追いかけた。

※本編には、関係ありません。

※飛ばして頂いて大丈夫です。



次回は短いですがいよいよ少女達の実力をお見せします!





綺麗に書けるかな、、、、、

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