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閑話 バレンタイン

明日からは、本編を更新します。


これは、主人公である雪達が中学生の時のお話です。


Said:雪


今日はバレンタイン。男子は、浮き足だったり、殺気だったりしている日だろう。所が僕と勇気の場合は、


「今日はバレンタインだって、勇気。」と勇気に言うと、「あぁ。そう言えばそうだったな。」とゲンナリしながらぼやいていた。(勇気は、スポーツができて、成績優秀なため、モテていた。なので小学生の時から、バレンタインの日は、沢山の女子に追われたり、女子からのチョコの対応におわれたり、沢山の男子から恨まれたりするため、流石に嫌になってきたみたいだ。)


「まぁ。いつものあの量だと、大変だよね。まぁ。普通は羨ましいかもしれないけど、僕と勇気は羨ましくないしね。」 「だろ。お前が羨ましいぜ。代わってほしいくらいだ。」と勇気が言ったので、


「今の言葉は、全国のチョコを貰えない男子を敵に回す発言だよ。」と突っ込みを入れたのであった。


余談だが、雪は、チョコ等を含めたお菓子類はあるのなら食べるがなければ食べなくてもいいと思っているため、バレンタインも京見がないのであった。


閑話休題(それはさておき)


そうして、雪と勇気は喋りながら、学校につき、玄関に入ると、目に見えた何人かの男子達が、自分の下駄箱をカパカパと開けたり閉めたりしていた。その様子を見ながら、勇気は、背負っていたリュックから袋を取り出した。そして下駄箱の開ける場所の下に袋を設置してから開けた。


すると開けた瞬間からドサドサドサという音をたてながら、沢山のカラフルな箱が袋に落ちてきた。 落ちてきてから、回りの男子からの殺気が強くなった。


「大変だね。」「代わってほしいよ。」と言うと、殺気がもっと強くなったからか勇気が辺りをキョロキョロ見回していた。その様子を苦笑しながら下駄箱を開けると、箱と手紙が入っていた。え?なんで?と思いながら箱を慎重に隠しながらリュックに入れて、、手紙だけを制服のポケットに入れて、勇気と教室に向かったのであった。教室に入って、自分の椅子に座って、隠しながら手紙を見た。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


雪君へ チョコを作ったので良かったら食べてね。


春野より


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


と書いてあった。何で春野さんが僕にチョコを?と疑問に思ったが直ぐに気が付いた。

春野さんはクラスの皆にチョコを渡しているんだ!と。そう思いながら、放課後まで過ごしたのであった。放課後になり春野さんを玄関の近くで見つけたのでお礼をいった。


「春野さん。チョコありがとう。」と言うと、話しかけた時は顔を赤くしていたが、お礼を言うと、きょとんとした顔になって、


「私、雪君にチョコ渡してないよ?」と。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


Said:真坂


あいつはチョコのことをいいにいったな。しめしめ。騙されたな!そう。あいつの下駄箱に、チョコと手紙を入れたのはこの俺。真坂 竜だ。


えっ?名前が変?ほおっておいてくれ。この名前は親がつけてくれた名前なんだから。って今はそんなことどうでもいい。これで、あいつが勝手に勘違いしてはしゃいでる変なやつって春野さんに思わせてやるってえ?何であいつは春野さんと普通にしゃべってるんだ!しかもチョコをもらってえぇ!マジかぁ。と項垂れていたのであった。


ちなみにまた余談だが、この項垂れていたのを見られていたらしく、中学校生活のあだ名はうなだれ竜と呼ばれたのであった。

読んでくださりありがとうございます。

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