閑話 召喚された勇者の今(2/2)澪
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Said:澪
私は、戦うことが恐い。人が傷ついたり、死んだりすると嫌だ。例え、モンスターでも死んだりするのは嫌だ。でも、
「引け!」 「はい!」今、クラスのみんなはダンジョンでモンスターと戦っている。日本に帰るために。 「「「「「魔力よ!火の玉となり我が敵を打て、火球」」」」」 ゴブリンに火球か当たった。肉の焦げる匂いが辺りを漂う。それだけで吐き気がしてくるがなんとかこらえる。モンスターでも死んだりするのは嫌だ。でもクラスのみんなが傷ついたり、死んだりするのはもっと嫌だ。だからなのか私の魔法は回復魔法だった。なので
「皆。怪我してない?」と男子や女子のクラスメイトに聞く。怪我していると嫌だからだ。 「は、は、春野さん!だ、大丈夫だから!!」と何故か言葉が途切れ途切れになっていた。なぜなのか疑問に思ったが、怪我をしてないといっているので安心した。
「そう。それなら良かった!」と満面の笑みで言うと、 ドサドサドサ!と言う音が回りから聞こえてきた。回りを見回すと、クラスの男子が鼻血を出して倒れていた。
あわてて回復魔法をかけて回ろうかとすると、他の女子の友達に、「今はそっとしといてあげたほうがいいよ。」と言われたのでそっとしておく。
皆が傷ついたり死んだりするのは嫌だから皆を守れるように強くなろう。そして、雪君を探しに行こう!そして、見つけることができたら、その時は雪君に、伝えたいことを伝えよう。だから、生きていてね。雪君!
明日からは、三章の話になります。三章はドワーフの国に行きます。