王国に行き報酬を貰う そして王様からの話し
帰ってくると、皆がギルドの前に集まっていた。 ハリスさんが大きな声で、
「この都市に向かってきていたモンスターは、全て倒したぞー!」と宣言すると、
「ウォーーーー!」と辺りの皆から、唸るような叫びが聞こえてきた。 すると、前から兵士の人が走ってきて、ハリスさんに言った。
「失礼します。ハリス様とユキどの、エマどの、マリナどの。王が呼んでおられます。至急王城に向かってもらえますでしょうか。」と言った。
「分かった。王様からのお呼ばれなら仕方がない。お前達も来てくれないか?」
「分かりました。二人もいいよね?」
「はい。ユキ様が行くのであればどこまでも着いていきます。」
「・・分かった。」
「二人ともありがとう。 ではハリスさん。行きましょう。」と言って王城に向かった。
王城に向かうと、直ぐに、王がいる場所につれてこられた。前に入ったときは、騎士みたいな人が多くいたけど今は王と、二人くらいしかいない。
「おぉ。ハリスとソナタら。よくぞモンスター達を倒してくれた。礼を言う。そして、報酬として、ハリスには、金貨五枚。そして、冒険者には、この国の宝物庫にある物の中から二つ選んだものをやろう。」と王様が言った。
「ハッ!ありがたき幸せ。」とハリスさんが言ったので、
「ありがとうございます。」と言った。
「これで話しは終わりだ。」と言って、王様が出ていった。なので、僕達も出ていって、帰ろうとすると、兵士の人に、
「着いてきてください。」と言われたので着いていくと、一つの部屋の前に着いた。
「この部屋でお待ちください。」
「分かりました。」と言ってから、五分くらい待つと、
「紅茶とお茶菓子をお持ちしました。」と言って、執事の人が来た。
「何しているんですか?王様。」と呆れながら聞くと、ハリスさんと執事の人は、ギョッとしていた。
「何故分かった?見た目も変わっているはずだが?」
「見た目は変わっていましたが、声と動きの動作が同じだったので分かりました。一度見たら覚えてしまったので、」
「なるほどな。それなら、ばれるか。」と言った。
「そんなことより大事なことがある。話してもいいか?」
「はい。大丈夫です。」
「それなら話すぞ。」と言って、王様が話し始めたのであった。
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