閑話 ハリスさんとクエスト
「ハリスさん。本当にここであっているんですか?」と、今いる場所で合っているのか分からないので聞いてみる。
「あぁ。ここで間違いない。何で五回も同じことを聞くんだ?」と、ハリスさんは言うが、とても信じられなかった。
「だって、クエストを受けたからついてこいって、急にハリスさんが言うから場所が分からないんですよ。」
「あぁ。だからか。そう言えばここがどこかいってなかったな。ここは、霧森て言う場所だ。」
「ここで、お前に依頼されたモンスターを倒して貰う。」
「ですが、どこにもモンスターは居ませんよ。」
「それはだな。 よっと」
「うわぁ!」 いきなりハリスさんが僕を持ち上げた。
「とりあえず角度はこのくらいで、適当に投げればいいか。」
「ちょっ!ちょっと待ってください。今適当に投げるって言いませんでした!」
「とりあえず、逝ってこーい」
「漢字がちがーーう!」と言いながら飛んで言った。
「うわぁーーー」 ドスン!と大きな音がしたが、体へのダメージはそこまで無かった。
「いてて、飛ばされたけどここはどこだろう?」と思い辺りを見回すが誰もいなかった。
「とりあえず、進んでみますか。」と言って進んでみると、
「グギャ!」と言ってゴブリンが来た。今まで見たゴブリンと雰囲気が違うので鑑定してみると、びっくりした。
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ハイ・ゴブリン HP5000/5000 MP10/10
レベル60 種族 ゴブリン
筋力 2000
体力 2000
耐性 20
俊敏 1500
魔力 20
魔耐 20
スキル
剣術 レベル5
ゴブリンの中で強い者がなれる上位種。ランクはSランク相当。
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「えっ?まじで。」と声を漏らしてしまった。 そんな困惑していた時間にハイ・ゴブリンは攻撃しに来た。
「グギャ!」 と鳴き声が聞こえたと思ったら、剣が来た。剣筋が早いので回避するのが大変だ。
「うわっ!」と言って、横に飛んだ。あわてて崩絶と元月を取り出して構える。こちらのスキルレベルはハイ・ゴブリンよりも弱いし、剣筋は早くて、当たったら大変だけど、ハリスさんの剣よりは弱い!そう思うと不思議と怖くなくなった。慌てずに元月で剣を反らして、崩絶でハイ・ゴブリンを斬った。
「グキャア!」と泣き声が出たがまだ生きていたのでもう一回斬るとやっと倒れた。
「やっぱり、モンスターがSランクだったら一撃じゃあ死ななくなったなぁ。」と思いながらドロップアイテムを拾ってから、また、捜索を続けるのであった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「た、大変だった。」とハリスさんがいる場所にたどり着くと、疲れはてて倒れながらいった言葉だった。 本当に大変だった。ハイ・ゴブリンがうようよ、弱いモンスターみたいに一杯いて、他の上位種のモンスターもいて、いつ死んでもおかしくない位のモンスターが一杯いたので生きた心地がしなかった。と言うと、
「生きているからいいじゃねえか。」と笑いながら言われて、気力が無くなったのであった。
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