ハリスさんと合流
ハリスさんのいる、高台に向かうと、ハリスさんはモンスター達のいる方向を見ていた。
「ハリスさんは何をしているんですか?」
「あぁ。ここから敵を見ているんだ。」
「こんな場所から見えるんですか?」
少なくとも僕は見えないけど、
「それはな、俺くらいのレベルになると、ステータスに書いてない数値も上がるんだ。」
「何が上がるんですか?」
「それはだな、例えば、普通は人の体には、一番効く弱点があるだろ。その部分が強化されたり、耳から音が聞こえやすくなったり、自然回復のスピードが上がったり、目がよく見えたりな。今回は目と耳だな。」
「なるほど。だからここからでも見えるんですね。」
「あぁだが今回みたいな状態だと見たくなかったな。上位主もいたからな。」
「あの、他にもキング系もいるらしいです。」
「何! そう言えば何故分かるんだ?」
「それは……秘密です。」と口を固く閉じていると、
「言いたくないのなら無理には聞かないからな。言えるようになったら教えてくれ。・・・それより早く準備をするぞ。キングがいるのなら予想より準備が必要だからな。」と言って、袋から何かを取り出していた。
「あの……それはなんですか?」
「これはだな………………」とためてからハリスさんが言った。
「これは爆弾だ。」と
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