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番外編 とある女王の一日〜その1
これはとある国の女王が送る一日の話である。
「・・・・もう朝なのか?さいきんはやいな」
女王の朝は早い。騎士と同じ時間である四時に起き、騎士の訓練に参加する。もちろん女王だからといって手加減なんてものはない。そう女王自身が言ったからだ。
「・・・997、998、999、1000!素振りやめ!これから打ち合いを始める。・・・開始!」
「はああぁぁぁぁぁ!!!!」
「くっ、このっ!」
「てやぁ!」
「ぐはっ!」
「・・・・・・・やめ!これで訓練を終わる。解散!」
訓練が終わると汗を流してから朝食を食べながら報告を聞き決断を下していく。
「こちらですが被害が日に日に増えております。早急に対処するべきです」
「それに関してはもう編成はすんでいる。詳しくは宰相に聞け」
「訓練で新しい剣が必要なのです。新人の力加減が難しく、すぐに折れてしまうのです」
「分かった。すぐに鍛治師に頼んでこい代金は後々頼む」
「分かりました。直ぐ行って参ります」
どんどん重要な話を終わらせながら食事を終えるのだった
読んでくださりありがとうございます。