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ムカデ(仮)との戦い 1
「とりあえずっと風よ、切り刻め風刃」
風刃を小手調べで放つと当たった瞬間
ーーーーフッーーーーと消えた。
「ありゃ?」
少し驚いて変な声が出てしまったけど気を引き締め直して今度は元月で切りつけたが
「あっ・・・」
当たったタイミングで思い出した。火魔法を付与していたことだ。
ーーーーフッーーーーカキンーーーー
ムカデ(仮)が動かない間に後ろに下がってみてみると驚くことに元月が少しだが欠けていた。
「・・・うそん」
魔法も効かず元月も欠けるほどの敵が現れたことに、僕は嫌な汗が顔から出ているのを実感するのだった。
読んでくださりありがとうございます。