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扉を開けると・・・?
「ここは・・・・・?」
ボスがいるはずの部屋に入ったはずなのに、肝心のボスらしきモンスターが見えないどころか誰もいないようだ。
「・・・・・・・・・・・」
辺りを警戒しながら真ん中までたどり着いた。するとその瞬間、
「っ!」
風魔法で体を後ろに無理やり跳ばすことであちこちの骨に少しだけひびが入ったような音が聞こえたが避けることができた。もし避けることができなければ今頃潰されていただろう。あのモンスターに
「キシャアァァァ!!」
頭には鋭利な棘がはえている角、口からだらだらと垂れている涎は地面に当たると地面をシュワシュワと溶かしているようだ。胴体は長くムカデみたくグネグネしている。と、少し悠長に見すぎたようでムカデ(仮)が反対側を今まで見ていたがこちらを向いた。
「戦うしかない・・・か。まぁもとから戦うつもりだったからしょうがないか」
ぼやきつつ元月に火魔法を付与して崩絶に雷魔法を付与してからムカデ(仮)に突撃していくのだった。
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