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ダンジョン攻略(超急ぎ)
「とりゃぁぁ!!」
声を荒らげながら僕はモンスターに突っ込んでいく。
「グゲッ!」
ゴブリンキングが呻き声をあげて死んでいくのを視界の端で見ながら他のモンスターを次々と倒していき、数分後、全てのモンスターを倒した。
全部倒したことを確認しながら僕は走り去った。ドロップアイテムを回収することはしない。その時間がもったいないからだ。
「急げ・・・・急げ・・・もっと早く!」
すでにこの世界を含めて人間が出せる最高速度を突破していることには気づかない。
「まだかかりそうだ・・・・」
この時点で一日たっており、雪は一日で二十五層進んでいるため、圧倒的な早さなのだが、ユキからすれば遅いのだ。
「急がないと皆が・・・・!」
雪は恐ろしいほどのスピードで下に下に向かっていくのだった。
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