とある会議
今、とある部屋で報告会が始まった。
「報告を頼む」
「家などの修復はユキ殿が手を貸してくれたようですぐに終わったそうです」
「そうか。次は?」
「食料につきましてはユキ殿が倒したソードフィッシュや好意で譲っていただいた肉や野菜、パン等もあり問題ありません」
「次」
「服に関しましても毛皮等の材料を快く渡してくださいました」
「・・・・・次は?」
「モンスターに関しましても現れた場合即刻ユキ殿が討伐に向かってくださっております」
「ユキに借りが沢山できてしまったようだ。ここで返さなければな」
その言葉に否定するものはいなかった。ここに集まっている人たちはユキがして来たことを認めていてその本人たちも助けられたものしかいないのだから。例えば身内が死にそうな状態を助けられたり困っているときに助けてくれたりなどしてきたからだ。
「ですがユキ殿の仲間の方々を二十四時間全て交代で探させていますが今だ見つかっておりませぬ」
一人がそういった。
「もう少し範囲を広げてもらっていいか?」
「私は私兵団を出して捜索させるつもりだ」
「私もだ」
「では早速行くぞ。では解散だ」
こうしてユキの仲間を探す人数と範囲が大きくなり、広がったのだった。
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