番外編 雪以外の勇者は
Side:勇気
「・・・・んっ、ここは?」
そう呟きながら俺は目を覚ました。とりあえず警戒のために辺りを見回す。その途中でテンプレを体験できてないことに気づきちくしょう!と叫びたくなったが皆がいるから心の中だけにとどめた。
心の中で叫んでいる間に俺の周りにいた皆も目を覚ましていた。
それから少し時間がたって全員が目を覚ますと、まるでおきるのをまっていたかのようにきらびやかなドレスを着てまたきらびやかなティアラをつけている一人の女性と兜をかぶり鎧を来ていて更に剣・・・多分バスターソードらしきものを持っている骨格が男の人。が前に出てきた。・・・・なんか次の展開がわかった気がするのは俺だけか?
「ようこそいらっしゃいました、勇者様」
と、明らかに俺達に向かっていっていた。
「えーと、それは私たちにいっているんですか?」
内心やっぱりか~と思いながらも答えると
「そうです」
と一言だけ女性の人に言われた。そしてその女性・・・(まぁ確定で王女だろ)が一言話すだけで周りの男子が顔を赤くしている。 まぁ見た目は凄い美人だからなんだが俺にはどうもこうも思わないな、ちなみに見た目は金髪で目は青色で、体型はとてもメリハリがあって整っている。
でもなぁ~なんか俺達を見ている目がなんか利用価値のある道具を見ているような感覚に見えるんだよな~・・・やっぱあれか?捨て駒として扱われるやつか?
・・・・・俺の気のせいではない気がする。
まぁしっかり気を付ければいいか。勇気はそう楽観的に考えていたのであった。
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