宰相さんからの依頼
「今すぐ討伐隊を組め・・・ってうわぁ!?」
「じ、女王様!!」
部屋のとある一部の場所を見ていると、大量に積まれている紙の束が崩れ落ち、そこから女王の髪だけが見えている状態である。慌てながら困っている宰相さんのために女王を掘り起こすと気絶していた。
「不味い!女王様が気絶してしまっていては兵士たちに命令ができぬ!だが女王が気絶していなくとも兵士たちは復興作業をしておる・・・・・・・・」
「それは・・・・・不味いですね」
今まともに機能している兵士たちは全員壊れた家などを修理したり炊き出しをしたりなど忙しいようでいちいち兵士を探してきて討伐してきてくれって言ってもついた頃にはこちらが壊滅状態になってそうだ。
「・・・・じゃあ僕が行きます」
「それはありがたいが大丈夫なのですかな?」
まぁ、これは予想していたからしょうがない事だ。
「はい。僕なら倒せるはずです。どちらにいますか?」
「・・・・分かった。では頼む。ソードフィッシュは来たの方向だ」
宰相さんに頭を下げられてからすぐ部屋を出て誰も見てないか確認して空間移動を使ってゲーティさんの屋敷に戻るのだった。
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