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終わってから
僕は倒れた黒龍の近くで傷ついた腕を回復をかけながら考えていた。
(やっぱりあの技は難しいな。タイミングが少しずれたら逆に腕がやられる・・・・まだ練習がいるな)
「雪君戻ってきてたんだ・・ってなにこれ!?」
屋敷から僕のことが見えたらしく七美ちゃんが来て、どうやらこの状態になっていたことを知らないみたいだ。
「やっぱり張っておいてよかったな。結界」
流石にそのままの状態で模擬戦をしようものなら辺りに対する騒音が酷いことになるから結界を張っていたのだった。
「なんのはなし?」
「気にしなくていいよ。それより皆を運びたいから手伝ってほしいんだ」
「分かったよ。部屋でいいよね」
そして七美ちゃんに手伝ってもらって皆を運んですぐに
「ユキ様!女王様がお呼びです!」
「分かりました。今から行きます・・・・・というわけだからまた行ってくるね。皆にも伝えておいて」
それだけ言って城に向かうのだった。
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