お仕事が
確かにステータスを見てみると僕の方に祝福がついていた。
「うん。きちんと君についたようだね」
「ありがとう。お前のお陰で助かった」
女王からお礼を言われ少し照れた。
「さて、じゃあ戻るぞ」
「・・・・またかぶるの?」
「秘密の場所だからな」
こうして僕はまた麻袋をかぶってこの部屋から出ていった。
「・・・・見ているかい?君の息子はちゃんと育っているよ」
しーんとしている回りにその声はよく響いたのだった。
「戻ったぞ」
「よくぞ戻られました!早くこちらのお席へ!」
宰相さんはすぐに女王を座らせて恐ろしいほどに高くつまれている紙を持ってきた。
「・・・・こ、これはなんだ?」
頬をひきつらせながらなんとか出した声にたいしての答えは・・・・・
「あの偽王は仕事を全くしていなかったようですので溜まりにたまった分、更に襲撃によって傷ついた住民や他国の貴族たちに対する処置や崩壊し建物住宅の修復に仮の住宅設置場所のそれらに対するお金の決算もあります。早めに見てもらわなければいけない物のみ持ってきましたので残りは早急にお持ちいたします」
「ま、まだあるのか!ならばお前も手伝え!」
「私は女王様よりも多くの仕事を今からしなくてはなりませんから。そちらを変わってくださるのなら私がしましょう」
「・・・・・こ、こちらを進める」
「分かりました。ではその他の書類も早急にお持ちしますので」
そう言ってふらつきながら出ていこうとする宰相さんに
「かのものを癒せ気力回復、かのものの体力に体力増強」
をかけてからそそくさ城から抜けるのだった。