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祝福を
「何ではずせないんだ!?」
「それが祝福だからさ」
イルカが怖い声で言った。
「本来祝福は私が相性の良いと感じた一人にしか渡すことができない。その例外は祝福の持ち主が死んだときだけだ」
「え?不老状態で死んだときだけってことは殺されるだけってこと?」
「あぁ。そう言うことだな。最初に祝福を授けたものは裏切りによって死んでしまったから君に変えたんだ。本当はこの国の王か女王にしか授けないんだけどね・・まぁ相性が悪い王だったらあげないこともあるけどね」
「初めて知ったぞ。じゃあどうやって変えればいいんだ!」
「う~ん、わかんないね。私と相性がいいものがいるなら変えれるんだけ・・・ど・・・・・・あっ」
「いるのか?そんな都合のいいものが」
「ここにいるじゃん」
そう指を指されたのが僕だった。
「ですよね~」
読んでくださりありがとうございます。