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イルカでした
「え?イルカ?なんで?」
「なんで?とは失礼だな。私だってこの姿に自分からなりたいと思ったわけでは無いのだから」
普通にイルカかと思ったら渋い声でたしなめられた。しかもめちゃめちゃイケボ
「す、すみません」
「うむ。すぐに謝れることは大事でその美点は重要だよ」
「そんなことよりもお前私に祝福をかけたな!」
「あぁそうだよ。気に入らなかったのかい?結構いい効果だと思うのだが・・・」
「それのそれのせいで私が死ねないのだろうが!」
「あはははは。君はおもしろいから見ていたかったんだ。前に魚をとるためだけに最大級の水魔法を使ったりとか」
「あれは初めてだったからだ!もう加減は覚えた!」
「それに最近だと美味しいものがあるって言われてのこのこついていったら捕まるとか傑作だったね」
そう言いながらイルカは笑い続けている・・・・イルカが笑うの始めてみたな。
「そんなことはどうでもいい!それよりも早く祝福を外せ!」
そう女王が言った次の瞬間、イルカが言った言葉で固まった。
「祝福かい?はずすことは無理だよ」
「は?」
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