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魔族との対決
「チッ!ばれたなら仕方がない。お前から殺してやる!」
王に化けていた悪魔は後ろに下がりながら少ない時間とMPで連発出来る闇魔法(闇矢)をなにげに無詠唱で放ってきた。その闇魔法を属性変換していないただのMPを込めた崩絶で斬っていく。
「中々やるな。ならばこれはどうだ!」
そして次からは闇矢と一緒に闇球も混ざり始めたけど同じように斬っていく―――すると
「かかったな!」
そう悪魔は言った。
「それはどう言うこと?」
「お前には闇の幻惑をかけてやった!これでお前に勝ち目はない!」
そんなことを言う悪魔をスルーしてステータスを見ても闇の幻惑とやらにかかったような状態以上はなかった。
「これでもくらえ!」
叫んだ悪魔だけどなにも起こらない。
「何かした?」
「な、なにも効いていないだと!」
そう狼狽えた次の瞬間、
「はあぁぁぁぁぁ!!」
と言う叫び声をあげたあと、悪魔は消えたのだった。
「なんか・・・・呆気なかったな・・・・・」
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