醤油生産
夕食をごちそうになった次の日の朝、パンと魚と言う、ちょっと残念な組み合わせの朝食を食べながら言われた。
「お前達には王城に来てもらう事になった」
「はい?な、何でですか?」
「それはだな、昨夜くれた醤油だ。あれを王様にも召し上がっていただいたのだが、大層気に入ったらしく、これを持ってきたものを読んでこいと言われたからだ」
「・・・・なるほど。じゃあ醤油はもっと必要になりそうですか?」
「あぁ。そうなるな」
「では少しだけ時間を頂けませんか?量がありませんので今から作ろうと思いまして」
「・・・・・ちょっと待ってろ」
そう言い残して少し出ていった。そして戻ってくると、
「今日の昼前からに延びた。その間に用意できるか?」
「はい。できます。では今から作ってきます」
きちんと伝えてから部屋に戻った。
「さて、さいわい素材は大量にゲットしてあるから大丈夫なはず」
行くところ行くところで素材となる豆を調達しては無限袋に入れてきたから一杯あるはず。その豆を錬金で醤油にでっち上げていった。正直、錬金で無理矢理作っているから本当に一からきちんと作るときよりは味が落ちているけど、そこまで品質が下がってないから大丈夫かな?
そう考えつつ一緒に作っていった瓶に詰め込んでいき、大体一リットルの瓶三千個ほど作り上げては無限袋に入れてを繰り返していき、なんとか間に合って、王城に向かうのだった。
読んでくださりありがとうございます。