驚きの
「着いたぞ。ここが俺の家だ」
「うわぁ~」
「す、凄いですね」
「貴方何者ですの・・・・・」
「中々のものじゃな」
「城みたいにおっきいね!」
ゲーティさんにつれられてきた家は、家と言うよりも城に近いでかさの屋敷だった。中に入ると、一人の人がいた。
「戻ったぞ」
「お帰りなさいませ主人。お部屋は準備できております」
「すまんな」
「あの~こちらの方は?」
「あぁ。紹介してなかったな」
「これはこれは。申し遅れました。私、執事をしておりますマインでございます。用がございましたらいつでもお呼びくださいませ」
マインさんはマンガとかで見る執事の人が礼をするときのポーズをとっていた。
「ありがとうございます」
そうお礼を言いながらも小声で
『あれリアルで見れた!』
『わたしも始めてみれた!嬉しいね!』
七美ちゃんと会話していた。
「お部屋をご用意させていただきました。こちらでございます」
そのままマインさんが僕達を案内するために動く直前、
『こ・者・を・・しろ。場・・よっ・・・末す・』
『か・・・・ま・た』
二人がなにかを話しているように思えたけどなにも聞こえなかった。そのまま用意してくれていた部屋に入り、中を見学している間にその事はすっかり頭の中から消えていたのだった。
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