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一時退避





「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、なんだったんだ一体・・・・・」


僕は荒れた息を何とか元に戻しながら考えていた。


あれは確実に殺せるだけの力を持つにもかかわらず気絶させるだけにとどめてあった。と言うことは人質ならぬ吸血鬼質?なんか語呂が悪いけどまぁそれはおいておこう。





そうこう考えていると、がさがさっと言う音が聞こえてきた。が、僕は慌てなかった。


「大丈夫?」


そう言うと、


「はい。皆さんもいますよ」


と、エマ達が皆を連れてやってきた。


「誰も怪我してない?」


「大丈夫です。見つかっていませんし」


そう言って耳をピコピコと動かして辺りに誰も来ていないかを探ってくれているエマの頭を心を落ち着かせるためにモフりながら作戦を練るのだった。



読んでくださりありがとうございます。

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