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戦闘へと
「ブジャーヴァンさん!?」
そう呼び掛けてもなにも反応がない、急いで鑑定してみると《状態異常:気絶》と出ていた。出来れば家の中で休ませたい所だけども、
「・・・・・・」
相手がずっとこちらを見てる、そう考えた瞬間に一瞬相手がぶれた。その時、悪寒が走って、考えるまもなく
「っ、土よ鉄部屋!」
一瞬で詠唱を終わらせると、
キンといった音が聞こえてきた。どうやらギリギリ間に合ったみたいだ。この魔法は脆いから、破られる前の、今の間に詠唱をしておくことにした
「水よ風よ、力を貸したまえ、相手を騙す霧となれ」
詠唱したタイミングで鉄部屋は壊された。攻撃されるよりも先に詠唱が間に合った。
「幻影霧!」
幻影霧は上手く発動して、僕は完全隠蔽と完全偽装を使って、鑑定してからにげたのだった。
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