結果は
暴風龍か消えた瞬間にマリナは動き出した。地面の金属が強い風によって相手に当たるか、暴風龍自体が動きを止めてくれるかと少し考えてから、急いでここから出る事を考えた。
全力疾走でかけていったその瞬間―――――――
パシュ
「ーーーーっ!!」
声にならない悲鳴が出た。そのままズザザザと滑るように転がっていき、しばらくして止まった。足を見てみると、足には細い穴が空いていた。
「―――――ひ、光よ、治癒をここに回復、光よ、治癒をここに回復」
二回かけることによって傷口が塞がり、走り出そうと、足を一歩進めた瞬間
「・・・・・っ?」
体のバランスが崩れて、たてなくなった。更に本人は気づいてないが、体は細かく痙攣していて、危険な状態なのは見ればすぐにわかるほどに。
そんなマリナのもとにコツコツコツと足音が聞こえてきた。
「ちっ、危なかったぜ。まさか死の回避を使わされるとはな」
「私もペットを二つも失ってしまいました。なので用事が終わればこの方をもらってもよろしいですか?」
「俺は知らんが聞いてみれば良い。それよりさっさとつれていくぞ」
男がピクピクと痙攣し続けているマリナを引きずって連れていこうとした男――――――――――――は声をかけられた。
「ねぇ、僕の大切な仲間になにするつもり?」
と
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