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男達の魔の手
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
「んんん・・・・?なんですの?」
変な音によって目が覚めたマリナはまず確認のために、岩の上に空気穴として少しだけ開けていた穴に
「風よ、音を運びたまえ風の囁き」
眠ったことでMPが少し回復(普通の魔術師ならばほぼ全回復レベル)したのでそのMPを使って強引にいつもと同じ威力を出すことに成功した。もし失敗していたならば音が聞こえなくなるが、成功させたため、聞くことができた。
「ちっ、硬いな」
「まだできませんか?」
「今やってんだろ」
「急いでくださいね。なにやら私のゴーレムがどんどん倒されていますので」
「ならお前も手伝え」
「・・・分かりました。手伝いましょう」
そう言っている声が聞こえてくると同時に、遠くからなにかが近づいてくる音が聞こえてきた。その音をユキ達と信じて、何とか戦うか時間稼ぎの方法を模索し始めるのだった。
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