どうやら残念な種族のようだ
ハグハグハグハグハグハグ!
「・・・・・・・・」
ムシャムシャムシャムシャムシャムシャ!
「・・・・・お~い」
ズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズル!
「おい!」
「・・・ふぅ~、やっとお腹一杯になったよ。ありがとう。所で君は?」
作ったあった料理は百皿ほどあったのに恐ろしいスピードで食べていき、ほんの十五分で全部無くなった。食べたのは目の前に入る男だ。
「・・・僕はユキといいます。・・・あなたはなぜこの場所で倒れていたのですか?」
「ん?お腹がすいてたからだよ」
「・・・・・・・なるほど」
食べ過ぎだろ!と言う口からでかけた言葉を飲み込んでから
「あなたはいったい誰なんですか?」
そう聞くと
「おれはブジャーヴァンって名前だ。よろしく」
「えぇ。それでなぜ倒れていたのかを詳しく説明してもらえませんか?」
「あ?あぁ。分かった。俺が空腹で倒れていたのは俺の種族が原因だ」
「?いったいどんな種族なんですか?」
「俺の種族は空腹吸血鬼だ」
「・・・・・・・・・・は?」
「だから今空腹吸血鬼だっていっただろ?」
「ほんとに?普通の吸血鬼じゃなくて?」
「あぁ。ここで嘘を行っても意味ないだろ。ついてこい。俺たちのすみかを案内するから」
そう言われて流れにのって吸血鬼の場所に入ることになったのだった。
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