番外編 フェインタ王国に帰った勇気達 その8
急ですが明後日から吸血鬼の話を始めたいと思いますので宜しくお願い致します。
「はぁ!火蛇!」
「はっ、・・・いつの間に使えるようになったんだ?」
「昨日やって使えるまでになったんです」
俺は図書館を出てから三日間、ムラクモ師匠との訓練や、風呂、あと食事に寝ているとき以外は全部火魔法を覚えるために特訓していた。幸い俺に弱いながらも火魔法の適正があったらしく覚えることができてよかった。
「今の技はなんだ?」
「火蛇と言って蛇のように相手が回避した方向や相手の盾を避けて本人に向かっていく技です
「ほぅ。うまく使えば強そうだな。・・・・・さて、休憩は終わったな。次行くぞ!」
「はい!」
なんとか痛む体にむちを打ってムラクモ師匠に向かっていく。
「あ~、今日も駄目だったか~」
一矢報いる方法を湯船に浸かりながら顔にお湯を当てて考えたが全く浮かばず諦めた。
「あの人強いからな~。でもその師匠に勝った雪の強さって凄いな」
素直に感心しながら風呂を出ると、考え事をしていたせいか昼になっていたからとりあえずご飯を食べに向かった。
その後一週間たった昼に、ご飯を食べてからムラクモ師匠に呼ばれて訓練城につくと言われたことは――――――――
「お前らにはまたダンジョンを進んでもらう」
と言われ、
「「「「「「わかりました」」」」」」
と答え、またすぐにダンジョンへと向かうことになったのだった。
読んでくださりありがとうございます。