番外編 ユキと (くりゅう編)2
「・・・・・ふぅ。全部終わったよ」
「あ、ありがとうなのじゃ」
そう言って直ぐに黒龍は人化して倒れた。鱗の皮を取るときは感覚が過敏になっているらしく、息も荒くなっていた。そのためその・・・・一部の大きなものが非常に揺れておりまして、直視するのを躊躇って、けっきょくのところ、極力見ないようにして黒龍に話しかけた。
「えっと、その~、大丈夫?」
「だ、大丈夫じゃ。じゃがやはり消耗しておるな・・・主殿。すまぬが我を運んでくれぬか?」
「うんわかっ――――えっ?」
「そうか!それなら頼むぞ!」
「ち、ち、ちょっと待って!どうやって運ぶの?」
「それはおんぶやだっことやらでかの?」
「何で疑問系?」
「主殿の記憶からじゃからあっておるのか不安での。ではお姫様だっこというもの「分かった!おんぶで!おんぶでお願いします!」それならお願いするのじゃ」
ということで黒龍をおんぶすることになったんですが、その~
「は、破壊力が・・・」
「主殿?なにか言ったかの?」
「うんうん!なにもいってませんよ!どうしたでござるか!?」
「な、何でもないのじゃ・・・・・」
おんぶしているわけなので凄く―――当たるわけでして、見ていても大きいのはわかっていましたが実際にはそれよりも大きそうでした。
それからなんとか素数を数えて平常心を心がけて村まで戻ると直ぐに皆が気付き、なぜか他の全員もおんぶすることになったのだった。
持つだろうか?理性さんは―――
読んでくださりありがとうございます。