番外編 ユキの魔法練習(マリナの魔法講座編)
マリナの魔法講座が始まった。
「まず基本的には二属性持ちが少ないのですわ」
「ん?そうなの?でもエマも二属性持ってたけど・・・・」
「えぇ、そうですわ。ですが、エマさんも二属性をユキさんのように混ぜて使うことはなさらないですわよね」
「・・・・確かにそうだね」
記憶を探ってもエマが僕みたいに使っている所を見たことがなかった。
「じゃあ勇者たちは?」
「勇者の方々は二属性を持っているんですの?」
「多分持っている人がいると思うけど・・・・・」
「そうでしたら人族の方が二属性を混ぜることを教えていないのか、相性が悪い二属性なのだと思いますわ」
「ん?相性が悪い?」
「例えば水魔法と火魔法、風魔法に土魔法等ですわ。光魔法と闇魔法はお互いに打ち消してしまいますし」
「へ~、知らなかった・・・」
「魔法を使う際の常識ですわよ・・・・」
「あはは、そ、それよりあの魔法はどう?」
と、聞いてから消しておいた龍達をあた出現させる。
「発動からの速度に魔法の強さを考えると異常なほどに強いですわ」
「よかった。弱くなくて」
「では魔法効率の話を始めますわ!」
マリナの魔法講座は次の日の朝まで続いた・・・・・・
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