表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
524/755

番外編 ユキの魔法練習(マリナ編)





次の日、ヴァリスに別れを告げてからドワーフの国を出て、すぐ近くの村について、宿をとってから僕はマリナに言った。


「魔法の練習に付き合ってほしい・・・ですの?」


「うん。ちょっと試してみたい魔法があるんだけど・・・いいかな?」


「ふむ・・・」


「マリナにしか頼めないんだ。お願い!」


「!!・・・・・分かりましたわ」


「ほんと!ありがとう!」


「どちらで練習をするんですの?」


「そうだね。・・・ちょっとごめんね」


「えっ?!きゃっ!」


マリナが悲鳴をあげたけどその悲鳴に答えずに、マリナをお姫様だっこ?だっけ。そんな感じで抱えながら強化魔法を使って少し離れた森に走ったのだった。














「・・・・・・・・・・・・」


「お~い、マリナさん?大丈夫?」


ほっぺたをペチペチペチペチと弱く叩いてから少しして、


「ハッ!何やら幸せな気持ちになっていた気分ですわ!」


「?マリナは何をいっているの?」


「!・・・さっ、では早速練習を見せてほしいですわ」


「え?見るの?」


「当たり前ですわ。直す場所があればビシバシと鍛えていきますわ!」


「う、うん。わかったよ」


僕はそう答えてから魔法の準備に入った。


「いくよ。雷炎龍(らいえんりゅう)雷水龍(らいすいりゅう)風雷龍(ふうらいりゅう)土雷龍(どらいりゅう)雷光龍(らいこうりゅう)雷闇龍(らいあんりゅう)。ってところかな」


「・・・・・」


二属性で作った六種類の龍を出現させるとマリナが絶句しているようだ。


「どうしたの?」


「あ、あ、あ、あ、あり得ませんわ!!!!」


マリナが絶叫した。


「あれはいったいなんなんですの!?神聖な龍の形をしていますし、しかも見たところ二属性の魔法ですわよね!大事件ですわ!『二属性の魔法は始めてみましたわ!』」


「えっ?二属性って見たことないの?」


「そんなの無いに決まってますわ!」


そう言ってマリナの魔法講座が始まったのだった。





読んでくださりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ