皆に伝える事に
僕は来た道を戻って部屋に入ると
「お帰りなさいませ。どうでしたか?」
「うん。きちんと報酬は貰ったよ」
「どのような報酬を貰ったんですの?」
「これを貰ったんだよ」
そう言って許可証をマリナに渡した。
「これは・・・・凄いですわね」
「そうなの?」
「えぇ、ここまでの許可証を出すことができるのは交流があるからですわよね。と言うことは関係が悪くないことがわかりますから素晴らしいと思いますわ」
「なるほど。そう言うことか」
「ではどちらからいくんですの?」
「ん?」
「この許可証があるのならば次にどこかへ行くことは分かりますわ」
「やっぱり分かるんだね。次は吸血鬼の所に行くことにしたよ」
「吸血鬼ですか・・・・」
「あのコウモリどものところか」
「吸血鬼!あのファンタジー定番の!?」
「あっ、七美ちゃんも知ってるんだね」
「うん。雪君もお兄ちゃんもオタクだからそうゆう本が家にあったり話を聞いていたら分かるようになりましたよ(それに分かったらもっと話せるようになるし)」
「あー。そっか(七美ちゃんの前でも結構勇気とオタク話してたからな~)」
と、ある意味僕は気まずくなったのだった。
読んでくださりありがとうございます。