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転移
「ここは!?」
「いったいどういう事ですの!?」
「ふむ・・・・これは転移じゃな」
「えっ?黒龍さんはわかったの?」
「うむ。今のはあのものが使っていたのと同じものじゃろう?主よ」
「うん。よくわかったね」
「ここは・・ドワーフの国で案内されていた部屋ですね」
「そうなんだ。急に出てきても大丈夫そうな場所がここしか思い浮かばなかったからね」
「そうなんだね。ところで雪君はすぐに向かうの?それとも休憩してから?」
「う~ん、とりあえず今から報告しに行ってくるよ。皆は待っててね」
「わかりました。お待ちしております」
「おとなしく待っていますわ」
「主も気を付けるのじゃぞ」
「いってら~おみあげは何でもいいからね」
「黒龍、多分気を付けなきゃいけないような事態にはならないと思うよ。後、七美ちゃん。おみあげはこれで勘弁して」
と皆に作った蜂蜜入りクッキーを渡してからヴァリスのいるところに向かうのだった。
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