イルティクスとの戦い その3
もうそろそろ春休みも終わりまして、私は高校二年生になります。上級生としての自覚を持たないといけないと言う人もいますが私は持てるかと言われると持てないと思う今日でした。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。残りどんくらいだ?」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、ふぅ。残り三本くらい・・・・」
「そりゃちときついな」
「それは最初からじゃない」
「あははは。そう言えばそうか」
僕たちはのんきに会話しているように見えるけど実際は本当にやばい状態である。最初に言っていた数は今残っている、自作のHPポーション、MPポーションの上級など全部含めた合計数のことである。更に僕は左肩の骨と右足が不味いことになっている。具体的には左肩の骨は肩関節辺りがとれかかっていて、無理やり発動速度の早い回復魔法(効果も落ちる)で繋いでいるだけなのでいつとれるかわからない。右足は骨がくっつかない(イルティクスが回復魔法を使わせてくれないから)土魔法で固定させて無理やり動いている状態である。勇気もにたような感じで武器が全壊してしまって途中からは魔法だけで戦っていたけど、放った直後で動けないところを狙われたから傷がひどい。でもイルティクスも同じようになっている。右腕は切断して、右足も雷炎で灰にして、出来る限りの攻撃はしたけど、致命傷には至っていなかった。なぜなら一番ダメージがでかい技を出したタイミングだけ空間魔法で避けるからだった。切断した右腕と右足を灰にできたのは捨て身の特効をかけてようやくだった。
「このままじゃあ負けるな」
「何とかして弱点を見つけないとね・・・・・」
「―――――――殿!――――し殿!主殿!」
「ん?この声は・・・・黒龍!」
事態は加速していく・・・・・・・・
読んでくださりありがとうございます。