イルティクスとの戦い その2
「あっぶねぇー、あれくらって生きてる自信が俺には無いんだがそこんとこどう思う?雪は」
「流石にあれはヤバイって!辺りにクレーターができてるんですけど!今ので近づいてきてたモンスターの気配が全部消えたし!」
「と言いつつクレーターなってんじゃねぇか。ぜってえお前だろ」
「まぁ、そうだけどね。その方が戦いやすくない?」
「まっ、それはそうだがなっ!」
話ながら無詠唱で土滝で土を上から空いた穴に入れて、そのあとに土釘で土を固定してから、今度は僕が崩絶と元月に、魔法付術師を使って、雷魔法と火魔法の火力をあげた炎に光魔法を混ぜたものを纏わせると、
「お前のなにそれ!?めっちゃかっけえんだけど!それ教えてくれ!」
と、こんなときだけど勇気が目を輝かせていったのもわかる。自分でも格好いいと思ったからだ。バチバチキラキラと雷と光を放ちながら炎が剣から放出されて、なんとも幻想的なものになっていた。
「始めてやったけど上手くいってよかった。魔法名は雷炎光ってとこで」
この話している間、イルティクスは攻撃しようとしてきているけど、土魔法の応用で沼を作って足を埋めた。本当は全部埋めようと思って発動させたけど魔法耐性が高いみたいで今にも抜け出しそう・・・・・・あっ、抜けた。
「じゃあ行ってくるね」
「俺も援護するわ」
そう言ってからイルティクスに斬りかかった。
戦いはじめて三時間がたった。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・ふぅ。こいつめっちゃ固いね・・・・・」
「はぁ、はぁ、ふぅ。これは流石に不味いな・・・・」
イルティクスに斬りかかっていくけど、当たっても当たってもちょっとずつしかダメージを与えられない状態である。こっちはくらっても回復魔法で回復しているから今のところダメージはないけど、えぐれてく地面を戦いやすいように直したり、かすった攻撃のダメージを治すためにMPが湯水のごとく減っていくから精神的疲労が強くなってきてる。ほんとなら念話で黒龍に言ったから直ぐに来てくれるはずだったけどイルティクスの攻撃が強くてどんどん移動するからまだ黒龍達がこれてない。
「このままだったら千日千手になりそうだぞ」
「うん。回復速度が遅くなっているとはいえ最初の方の傷は消えてるしね」
「それより援軍はまだか?」
「どんどん離れてるみたいだからきついね」
「そうか・・・・・まぁしゃあねぇ。最終的には殺るしかないしなって来るぞ!」
「オマエタチメンドウダ、ソロソロオワラセル」
この戦いはまだ続くようだ・・・・・
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