一旦置いといて
この会話は、雪と勇気達がイルティクスと遭遇する前のお話である――――――――――
エマ、マリナ、黒龍、七美は春野澪を連れてちょうど影になる辺りで話始めた。
「ちょっと、つい先程ユキ様に抱きついていたのですか?」
「理由をお聞かせ願いますわ!」
「そうじゃよ。二人も気になっているようじゃ中の」
「それは私も聞きたいな?」
エマ、マリナ、七美は九割嫉妬で一割の怒りからの質問であり、黒龍は皆を落ち着かせる意味をかねての質問らしい。
「ふふ~んだ。羨ましいでしょ。素直に認めたら?」
なぜかキャラが壊れてきている澪(作者のせい)。
「・・・・・羨ましいですよ!すごく羨ましいですよ!私だってしてもらってないのに!してもらってないのに!」
「約束をしたはずですわよ!」
「ほぅ、してどんな約束なんじゃ?」
「一つ、正々堂々戦う。二つ、勝手に告白しない。三つ、抜け駆けしない。四つ、他にも増えた場合きちんと説明する、五つ、雪君の邪魔をダメなこと以外はしない、だったよね」
「そうですよ!なのに抜け駆けしたじゃありませんか!」
「でも雪君は邪魔そうにしてなかったよ?」
「それどころか気にしてませんもんね~」
「うっ・・・・それはそうだけど・・・・・ってそれよりあなたは七美ちゃんなんだよね」
「はい。そうですよ春野先輩♪」
「なんだろうね・・・なぜか呼ばれただけなのに嫌な気持ちになるのは・・・・・」
「それで私になんのご用件が?」
「あなたもそこにいるってことはやっぱりなんだね」
「やっぱりってどういうことですか?」
「紺野 七美、身長154㎝、体重43㎏、バスト88、ウエスト64.5、ヒップ81.62、紺野勇気の妹で、雪君が勇気君の家に遊びに行く際に出会い、交流を重ねて好きになっていった」
「怖い怖い怖い!無表情で言うのやめて!ほんとに怖いですから!」
「でも全部ほんとのことでしょ?」
「うっ・・・・・それはそうですけど・・・・」
七美はorz状態になっていた。
「さて、じゃあ話を再開しますか」
そう澪は言うのだった。
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