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依頼内容
「依頼・・・ですか」
「そうだ。・・・・・・お前達も探しに行け!」
「「「ハッ!了解いたしました!王よ!!」」」
部下の人たちが全員いったのを確認してから王様が
「はぁ~疲れた。もう普通に話していいだろ」
「いいのですか?」
「もう誰もいないだろ?」
「まぁそうだけどさ。で、依頼ってどんな?」
「あのイルティクスとやらを探してほしいとついさっきいったが、まぁ、正直ほっといてもいいんだがな」
「・・・・・それほんと?」
「あいつらを連れていったことにだけは感謝したいが、問題はそこじゃない。誰もが気がつかずに侵入したことだ」
「あっ!」
「そう言うことだ。だから見つからないことがわかりきっているが、追っ手を追わなければならないと言うわけだ」
「なるほど。でもなんで見つからないことがわかりきっているって言えるの?」
「お前が険しい顔をしていると言うことは気がつかなかったのだろう?」
「・・・・・」
そんなに険しい顔をしている?と思って顔を揉みながら考えて、
「分かった。じゃあ受けます」
と答えたのだった。
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