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ヴァリスとの話 その2
「そう言えばなんで疲れてるの?」
「あぁ・・・・・さっき貴族達がいただろ?人族の」
「うん。何でかなとは思ったけど」
「あれは人族の国から流れてきたやつだ。俺はあちらで貴族をしていた!だからこちらでも貴族として扱え!とかなんとかいってな」
「ふ~ん。なるほど」
「だがあっちの王に聞いたが「そいつらはもう貴族ではない。罪をおかして逃げたやつらだからできればそのままいさせてくれ。捕まえにいかせる時にその分の礼はする」と言われたんでしばらく貴族扱いで置いておくことにしたんだが・・・・・」
「したんだが?」
「どんどん態度がでかくなりやがったんだよ」
「だから疲れてたんだね」
「あぁ。だが明日あちらから来るらしい。その時に逃げさせないためにユキが手伝ってくれないか?」
「うん。いいよ。ついさっきのお詫びもかねてね」
「助かる。部屋は前の部屋を用意させるから待っててくれ」
そう言ってヴァリスは部屋から出ていったのだった。
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