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そろそろ
「そして、ナックルをつけられたナナミ様と戦うこととなり・・・・負けてしまいました・・・・・」
そう言うエマの顔はとても悔しそうだった。言葉をかけようとしても、あまりにも悔しそうな顔をしているから話しかけにくいし・・・・と思っていると
「エマさん。今はゆっくりと休むべきですわ」
マリナが言ってくれた。
「・・・・・・・・・そう・・ですね。私は休ませていただきます。すみませんユキ様」
とエマはテントに入っていった。この思い空気のまま訓練を続けるわけにもいかないので、今日はもうやめることにした。
次の日、朝起きると、機嫌がなおっているエマがいた。
「エマ・・・大丈夫?」
「はい!昨日は私のふがいない場面をおみせしてしまい申し訳ありません!」
そう勢いよく謝られた。
「うんうん。気にしなくていいよ、それよりも元気が出てきてよかった。・・・あっエマ。ちょっとついてきて貰ってもいい?」
「はい。ですがなにをなさるおつもりで?」
「ちょっと食べ物をね」
といったのであった。
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