急いで帰る
僕達がスピードを上げてから五分後位にコボルトがいなくなった。
「はぁ、はぁ やっといなくなりましたね。」
「そうだな。 ………だがやっぱりおかしいぞ。」
「何がですか?」
「本当ならこの場所にあんなに多くのコボルトはいないはずなんだがな。もし昔からいたのなら、もうとっくに討伐依頼が出ていて、あんなにいないはずだ。この事は帰ってから、ギルドに報告にいくぞ。この件は早く伝えないといけないから、少し休憩したら、直ぐに出発するぞ。」
「分かりました。二人とも、大丈夫?」
「なんとか大丈夫です。」「たぶん。」二人とも、喋れるところまで回復したみたいだけど、まだ完全に回復していないみたいなので、試しに回復魔法をかけてみると、
「あれ?少し楽になりましたよ?」
「楽になった。」 どうやら回復魔法には疲労回復の効果もあるみたいだ。でも副次的な効果みたいなので、そこまで回復されないみたいだけど、少しでも楽になったのなら良かった。
「よし。皆回復したみたいだな。早速都市に戻るぞ。」そう言って急いで帰るのだった。
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