攻撃した後
僕達が一斉に使った魔法によって敵を分断した。
「雷氷爆発」によって感電死や凍結、生きていても麻痺か魔族の氷像が出来上がった。
「狼の砲口」によってできた衝撃波で飛んでいた魔族は地に落ちて、落ち方が悪かった魔族は死んでいたり骨を折ったようだ。
「三精霊の魔法」は契約している精霊の力を使って魔法を使用するらしく、いつもの六倍辺りの威力になっていた。
「悪魔龍の息」は黒龍が人の状態で放ったみたいだけど威力が尋常でなく、ブレスの斜線上にいた魔族は塵も残さず消し飛んだみたいだ。
「ひ、ひっ、怯むなぁ!相手は四人だ!魔王様を返してもらうぞ!」そう言いながら飛んできた相手が向かってきた。どうやら遠くにいた敵にまで当たらなかったようだ。
「じゃあ三人とも。手はず通りに!」
「分かりました。こちらです!倒せるものなら私を倒してみてください!」
と挑発しながらエマが右方向に
「では私も。さぁ!虫みたいに飛んでいるものよ!こちらに来て私に倒されなさい!」
と言って敵を左方向に集めながら走っていった。
「それなら我は奥の敵を倒しにいくかの」
と言って龍状態になって空を飛んでいった。
「じゃあ七美ちゃん。僕から離れないでね。絶対に君を守るから」といったら
「は、はい!」と、満面の笑みを浮かべながら背中に抱きついてきた。あの~七美ちゃん?抱きつかれながら戦うのはキツいのですが?後、なにか当たっている気がする!
「えぇい!魔王様に何をした!お前達!早くかかれ!」と何やら私怨がありそうなやつがいますが?そいつはどうします?七美ちゃん?
「絶対に倒してください。私はなにも言っていないのに婚約者になっていたやつらしいですからね」
なるほど。だからあんな怒っているのか。急に婚約者が連れてかれてしかも男にくっついているとか。
「でも、それは勝手にでしょ。本人の同意も無しになんて」そう言うと
「黙れ!早くあいつを殺せ!」
と言われた魔族が飛んできたので武器を構えて、戦うことにしたのだった。
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