大変な目にあう
ドドドドドドドドドドドド
後ろから凄い足音が聞こえてくる。
「「「わんわんお!わんわんお!」」」
そんな声も聞こえてくる
「うわー!!!!」と言いながら追いかけられている僕達がいる。
何でこうなったかと言うとそれは少し前まで遡る。
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クエストの場所である新緑の森に到着した。
「以外に早く到着しましたね。」
「そりゃあな。だって始まりの森を越えて直ぐにあるんだからな。しかも近いから出てくるモンスターはゴブリンやスライムそれに、たまに出てくるコボルト位だからな。だからここは別名第2の始まりの森と言われているくらいだからな。」
「へぇー。そうなんですか。あれ?でもそれなら普通ならDランクのクエストにはならないんじゃないんですか?」
「普通ならな。だがゴブリンの数が二十体だからな。ゴブリンでも、数が集まれば強いからな。だからDランクのクエストなんだ。」
「なるほど数の暴力と言うものですね。」
「んっ?数の暴力とはどういう意味だ?」
「意味はですね、1体1体なら弱くても集まれば強いと言う意味です。」
「なるほど。確かに合っているな。さて喋るのは今までにして、探してもらうか。」
「分かりました。二人とも、手伝ってね。」
「分かりました。」「分かった。」そう言って、探索を始めたのであった。
最初は順調だった。直ぐにゴブリンを見つけて、危なげもなく倒していき、二十体を倒し終わり、帰ろうとすると、茂みの中から急に何かの声が聞こえた。
「キャン!」と言う声が聞こえてきた。
嫌な予感がしながらも見なくてはいけないのでそろそろと見てみると、ゆっくりとコボルトがこちらに出てきた。コボルトが出てきた時に固まっていると急にコボルトが
「ワオーン、ワオーン、ワオーン」と鳴いた。すると、「「「ワオーン」」」と言う別の鳴き声が聞こえた。その後は大変なことになった。
大量に集まったコボルトがしばらくずっと追いかけてきたので都市に戻るわけにもいかず、倒そうにも、一気に倒せる技や魔法は誰も持っていないので逃げ続けなくては行けないので、一時間くらい逃げ回るとようやく巻いたと思い、少し休憩してから都市に帰っていると、ついさっき追われていたコボルト達に発見されまたまた終われているのである。
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「ハリスさんも一気に倒せる技はないんですか!」
「そんな技あったらもうとっくに使っているよ!」
そんな言い争いをしながらも足は全力で動かして逃げている。そうすると、コボルトの数がどんどん少なくなってきた。なので二人に
「もう少しだから頑張って!」と伝えると、
「はぁ、はぁ 分かりました!頑張ります!」
「分かっ……た。」二人とも、きついみたいだけどギリギリ大丈夫みたいなのを確認してから僕達とハリスさんは少しスピードをあげたのであった。
誤字脱字ありましたが感想ください。
読んでくださりありがとうございます。