番外編 聖夜
今日はクリスマスなのでクリスマスの番外編を更新します。
これは主人公が中学生の時の話である。
クリスマス。皆は何をしているでしょうか?家族と1日を過ごす人。恋人と1日を過ごす人。
そんな楽しい日に、
「何で俺たちはゲームをしているんだー!!!」
「うわっ!急に大声出さないでよ。勇気」
「いやっ!大声も出したくなるわ!クリスマスなのに男二人で何が悲しくてゲームをしなくちゃいけないんだ!」
「でも、ゲームをしようって言い出したのは勇気でしょ?」
そう。クリスマスに僕と勇気は勇気の家でゲームをしているのである。
最初は冬休みのため、勉強していたのだが、気がつくとゲームをしていたのである。
そんなくだらないことを二人で喋っていると、
「ピンポーン」とインターホンがなった。
「誰だ? めんどくさいな。」そうぼやきながら、外を見に行くと、
「ごめんください。あっ勇気くん。こんにちは。」
「おう。こんにちは。春野さん。」
そう挨拶をしている声が聞こえてきた。どうやら同じクラスの春野さんが来ているようだ。
「何かあったか?」
「はいこれ。」
「おうありがとう。これは……プリント?何のプリントだ?」
「えっとね、先生が渡し忘れたプリントを配ってくれって言われて配っているんだよ。」
「そうか。大変だな。残りは誰のプリントなんだ?」
「えっとね、後は雪くんの所だけだよ。」
「そうなのか。ならちょうど良かったな。雪。」
そう言われたので玄関の方に行く。
「えっ!雪くんいたの!」僕が行くと、急に春野さんのテンションが変わった。
「あっ!えっと!その……はい!このプリントどうぞ!それじゃあね!雪くん!。」
とまくしたてるように言って素早く帰っていった。 春野さんが帰った後に僕は
「やっぱり嫌われているな。」とぼやくと、
「いや。それは違うと思うぞ。」
「いや。だって僕と喋るときだけ、声が違うから嫌われているんだなって思ったんだ。……どうしたの勇気。ため息なんてついて、」
「いや。やっぱりお前はお前だな。」と言われたのであった。
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