魔王城から脱出
女の子を抱えながら完全隠蔽と完全偽装を使いながら走って、元の部屋に戻ると誰も居なくなっていたのでそのまま走り抜けて部屋からでると、二人と魔族が戦っていた。それを見て、魔族の方に走りながら二人に
「二人とも!直ぐに出るよ!」と、走りながら叫ぶと魔族は男が女の子を抱えながら急に現れたからなのか硬直していた。けど二人は
「「分かりました(わ)!!」」と直ぐに戦いをやめて後ろからついてきた。
そのまま魔族を気絶させながら走っていき、黒龍の所にたどり着くと、黒龍の鱗が所々剥げていたけど、どうやら無事のようだった。
「黒龍!大丈夫!?」
《な、何とか大丈夫じゃ・・・・》
「そのまま飛べる!?」
《少しなら大丈夫じゃ》
「じゃあお願い!」
《いまそっちに向かうから少し待ってほしいのじゃ》
そう言って黒龍が少しずつ近付いているのでその間向かってきている魔族を足止めしていると
《ようやく届いたのじゃ》と黒龍の声が聞こえたので
「二人とも!いくよ!」と二人を呼んでから
「全回復!」を黒龍に使ってから飛び乗ると
《感謝するのじゃ!・・では行くぞ!しっかり捕まっておれ!》
と声が聞こえた瞬間一気に黒龍はスピードを上げて、魔王城から脱出したのだった。
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