着いていくとそこには
セーラ(名前を聞くと教えてくれたのと呼び捨てで良いと言われたから。)はどんどんスピードを上げながら進んでいくので、自分もスピードを上げてついていくと、でこぼことした道を通ったり、ほぼ垂直の崖をのぼっていったりして、しばらくすると奥に見えてきたのは小さな洞窟のような場所に出た。
「・・・中に入って」
「お、お邪魔します?」少し中に入ると空洞になっている場所に部屋ができていた。
「これは凄いね」中にある家具は全て木で出来ていて暖かみがある部屋になっていたからだ。
「そう?・・・・まぁいいわ。とりあえずそこに座って」
木の椅子に座るとセーラも横に座った。
「それで・・・聞きたいことは魔王の事・・・・だったわね」
本題に入るようだ。
「はい。そうです。何か知っていることはありませんか?」
「そうね・・・知っていることは沢山有るけど………」
「有るけど?」
「どこから話せばいいかしら・・・助けてもらったからあるから話すけど、長い話は大丈夫?」
「はい。最初からお願いします」
「そう。分かったわ。じゃああれから話始めましょうか」
そう前置きをしてから話始めたのだった。
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