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宿泊
鉱石スライム亭に入ると、中は外と違って、特殊な臭いが全く無かった。そのためか、気がつくと僕も合わせて皆深呼吸をしていた。すると奥から笑いながら男の人がやって来た。
「あはははは!お前達は外から来たやつらだろう!」
「はい。そうですが・・・なぜ分かりました?」
「そりゃあ入ってきていきなり大きく息を吸い始めたってことは外の臭いが辛かったから・・・・・違うか?」
「あっています。」
「ほらな!やっぱりだ。と言うことは泊まりだろ?」
「はい。三日ほどお願いします」
「1000サラだな。部屋はどうする?」
「1000サラ丁度でお願いします。部屋は全員同じで」
「おう。毎度あり。それなら奥に行って右の一番手前だ。ついていくか?」
「いえ。大丈夫です。ありがとうございます。じゃあ行こう」
と言うわけで鉱石スライム亭に泊まることにしたのだった。
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